★Beat Angels

サル・パラダイスよ!誰もいないときは、窓から入れ。 レミ・ボンクール

2022-01-01から1年間の記事一覧

草枕雑感

高台にあるその寺から霊園へと続く参道を下りながら、こう考えた。 近しい人の死は感傷的にしか語れない。第三者の死は生物学的にしか語れない。そして自分の死に至っては観念的にしか語れない。とかくに死というものはつきあいにくい。 その霊園には両親と…

積み木定理

直方体の積み木を積んで大きな直方体を作ります。いろいろな大きさや形の積み木があってもいいのですが一つだけ条件をつけます。それは小さな積み木の一つの辺の長さが整数であるというものです。それ以外の辺の長さは整数でなくてもどんな長さでもいいです…

聖夜伝説

クリスマスと言えば必ず登場するあの人。あまりにも有名で全世界の子供たちからも慕われていますが、その正体はよくわかっていません。なぜ聖者と呼ばれているのか、トナカイのソリはなぜ空を飛べるのか、あれだけたくさんのおもちゃをどうやって作っている…

Happy X'mas!

今年は「戦」の字に明け暮れた一年だった。かく言う私も予想だにしなかった病魔との戦いに明け暮れた。それでもクリスマスはやってきた。しかし世界のどこかではいまだに戦禍が続いている。ジョン・レノンのこの名曲は発表からすでに半世紀を経ているが、冷…

黄昏のヒーロー

水柱

昨夜見た夢。 海辺に弟と二人でいる。空から正体不明の白くて丸い玉が次々と落ちてくる。それは海面に落ちると大きな水柱がスローモーションのように屹立する。海岸近くに一際大きな水柱が2本立ち上り恐怖というかその荘厳さに畏怖すら覚える。やがて水柱は…

落ち葉のコンチェルト

落ち葉のコンチェルト 澄んだ空とモズの声につい誘われて 秋の色にそまる街を歩いてみるの 気まぐれな風とすれ違ったら おろしたての笑顔であいさつするの 心躍る落ち葉のコンチェルト木立ち揺らす風の音に耳を澄ませば 遠いあの日聴いた歌が流れてくるの レ…

星型多角形定理

次のような形をした多角形を星型多角形と呼ぶ。例に示すように星型多角形はすべて奇数角形である。それらの内角の和についてであるが、実は何角形であろうがどんな形であろうが、180°で一定である。 三角形を星型と呼ぶのには少し抵抗があるが、このよう…

球面上の多角形

三角形の内角の和は180°である。一般的にn角形においては(nー2)に180°を掛けたものになる。これは一般のn角形がn-2個の三角形に分割できることに対応する。 さて、これは平面上の話であるが、舞台を球面上に移したらどういうことになるだろうか…

辞書

かれこれ40年間近く愛用している辞書。三省堂の英和・和英辞書『GEM』。 海外の旅先ではいつでも懐にいて僕を助けてくれた頼もしい友。しかし、そろそろ表紙がぽろぽろとはげ落ち始めた。どこかネクロノミコンを思わせる雰囲気が気に入っているのだが、持ち…

みにくい白熊の子

新500円硬貨

押す!

幻夢大戦

ひまわり

早咲きを

■早咲きを恥じて枝垂るる乙女おり

夏恋し

■夏恋しビール喉過ぐ波の音

食べられるー!

日本の面積保存則

仮に地球全体が透明の海でできていてそこに大陸や島がプカプカと浮かんでいるとする。高さ方向は考えない。大陸や島は厚みがゼロのペラペラな黒い紙のようなものであるとする。地球上のあらゆる地点から透明な地球を介してその日本が見える。日本のちょうど…

回転による図形の重ね合わせ

以前、二つの合同な長方形が重なって置かれている時に、ある点を中心とした回転で二つをぴったりと重ねることができることを示した。その点を作図するのは非常に簡単で次の通りである。 ここで「重なって置かれている時」と言っている理由について少し説明が…

Get back!

ー じゃあ、誰がベースやるんだよ!(ジョン・レノン)高校時代に誰かが言う同じセリフを聞いた気がする。ビートルズが解散する直前の1969年のこと、幻のゲット・バック・セッションの模様が余すことなく明らかになった。これは7時間を超えるドキュメンタリ…

合同図形に関する法則

2つの合同図形A、Bがある。どんな形でも構わない。2つを平面上の任意の場所に置く。2つの図形の間の距離と傾きは任意とする。 この図のように対応する任意の2点を選ぶ。対応する2点とは二つの図形をぴったり重ねた時に同一の点になることを意味する。…

表面探査プロジェクト

ある男が見知らぬ惑星に不時着した。彼はその惑星の大きさを報告するように指示された。しかし、惑星の形はさっぱりわからない。上空から写真を撮ることもできない。彼にできることと言ったら地表を歩き回って惑星の表面を測定することだけである。彼は仕方…

残像

幼い頃の記憶をたぐっていくといつしか現実と夢の境界線上のあやふやな場所にたどり着いて、そこには不思議な映像が並んでいる。

修羅の道

渚のヒート・ウェイブ

灼熱の日差し浴びながら真夏のビーチ降り立てばみんなの視線を独り占め海もお日様も手を振るの天気予報がなんていったって私の耳にとどかない気温はあがりつづけるの私はヒート・ウェイブ砂の上ステップを踏めばどよめきの輪が広がるの渚のきらめきの真ん中…