小さな胸には余りある重い悩みがあるならば一度あの橋へ連れて行こう鏡のようなきれいな湖水に春は桜が浮かび秋は紅葉が風に流れる橋の上に立って思い切り手紙をちぎったら涙と一緒に散らすのがいいひとつの愛の終りには冬でもないのに雪に変わり優しく湖水…
咲きたての花を折る少年をぼくはなぜ叱ってしまったかたとえひそかに手折られてもそれが花と少年の愛ならば花に哀しみはなかったろうに咲きたての花のようなひとに手も触れず唇もかわさずそれが心の愛だなどとはなんと勝手な言い草だろう悲しみながら去った…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。