★Beat Angels

サル・パラダイスよ!誰もいないときは、窓から入れ。 レミ・ボンクール

旅行・グルメ

千葉・太海の旅

ここは、JR外房線の太海駅。 駅前には商店もなく、人影もない。タクシー乗り場があるがタクシーすら置かれていない。 駅から歩いてすぐに海岸に出る。 南に向かって10分ほど歩くと、仁右衛門島が現れる。 とは言え、ここが目的地ではない。仁右衛門島への船…

千葉・西部田の旅

大多喜町の近くに西部田村という村があるはずである。つげ義春の『西部田村事件』という作品の舞台となった村である。 大多喜町でいきなり、行き先表示で「西部田」という地名を見つけた。実在する地名だったのである。私は指示される方向に歩き始めた。やが…

千葉・大多喜町の旅2

大屋旅館のスナップ集。 旅館に到着したのは午後8時、物静かな女将さんが出迎え、ここが朝食会場、ここがお風呂、ここがトイレと流れる水のように無駄なく部屋に通された。部屋は4畳半。朝食付きで一泊6,000円。素泊まりは5,000円。 こたつは一人用でとて…

千葉・大多喜町の旅1

先日の土曜日に会社のゴルフ大会が千葉県で行われたのだが、地図を見ていたらその近くにかねてから訪れてみたかった町の名前を見つけた。そのゴルフ場からさほど遠くない。翌日が日曜日でもあったので、ゴルフ終了後、一人で行ってみることにした。それは大…

旅・北海道の秋

飛行機の窓から見下ろす日高山地の山々。すっかり紅葉。 十勝平野。 わかりにくかもしれないが、コンビニも2重扉仕様。

猪苗代湖の清掃ボランティア

福島県猪苗代湖の水草取りの清掃ボランティアに参加しました。 空は澄み渡り磐梯山も綺麗に湖面に映っていました。ご覧の通り、2時間ほどの清掃で見違えるように綺麗になりました。この調子で水質日本一に返り咲いて欲しいと思います。 [Before] [After]

幻の・・・

都内広尾にある都立中央図書館に古い新聞記事を探しに出かけた。とある地方紙は唯一ここでしか閲覧できないのである。 この図書館は有栖川宮記念公園の中にある。 池を巡っていくのが近道である。 きれいに整備された遊歩道を進むと、 目指す図書館があらわ…

漱石の洋風かきあげ

先日、お茶の水に行く用事があり、その帰り道ふと神田にあるこの店を思い出して立ち寄った。学生時代以来であったがちゃんと同じ場所に当時と同じ佇まいでそれはあった。 店の名は松栄亭。創業は1907年、110年の歴史がある。 ここはかの夏目漱石も通った店。…

Monolith?

この写真の日付は2011年の3月11日となっているからもう6年前のことである。私はその日、アメリカのアトランタの空港にいてこの不思議な物体を目撃した。 空港内、出発ゲートに向かってコンコースを歩いていると、唐突にこの不気味な物体に出くわした。なん…

孤帆遠影尽碧空

武漢を訪問。 長江(揚子江)。河口から上流1,000kmにして、すでにこの圧倒的な水量。李白の詩を思い出した。まさにこの山河にしてこの人あり、である。 夜、レストランで「黄鶴楼」という名前の白酒を注文。400元。 少し残ったので、それを持ったまま黄鶴楼…

東北限定どん兵衛・芋煮うどん

夏休みに福島に帰省中に見つけました。

なぜか香港

この暑い季節に香港へ。香港は人いきれで暑い。そう、巷は夏休み。私は仕事で出張ゆえ、余計にそう感じるか。 これが到着した夜。 そして翌朝。 ちょっと値段の高い部屋に泊まったので景色だけはよかった。

AGRONAUME

いつも新鮮な季節の野菜をありがとうございます。 野菜の解説と料理のヒントが紹介されているのが優しいです。 今年は天候も不順でしたのでちょっと心配しています。 また、季節の風物詩をよろしくお願いします。 AGRONAUMEのお問い合わせはこちらにどうぞ。…

アーカム探訪記(第1回)

アーカム(Arkham)こと、セイラム(Salem)に到着した。セイラムはボストンの北東20マイルにある港町である。米国のラブクラフトと言う作家が、ここを舞台にアーカムという架空の町を創造した。この町からあの死者の書・ネクロノミコンに端を発するクトルゥ…

アーカム探訪記(第2回)

今回泊ったのは、ホーソーン・ホテル。昨晩、片っ端から近くのホテルに電話して部屋が空いていたのがこのホテルであった。フロントで事情を話すと昨日は感謝祭の日で、みんな早めに寝てしまうとのことであった。 この銅像は、ナサニエル・ホーソーン。近代ア…

アーカム探訪記(第3回)

ホーソーン・ホテルから程ないCharter街に墓地がある。1637年とあるから、300年以上の歴史のある墓地である。 ここに、ナサニエル・ホーソーンの先代に当たるジョン・ホーソーンが埋葬されている。ジョン・ホーソーンは1692年の魔女裁判で判事を務めた人物で…

アーカム探訪記(第4回)

ラブクラフトは、1930年の書簡の中で、こう言っている。 「ああ、1922年12月17日の午後4時にめくるめく夕陽を浴びて、雪におおわれるマーブルヘッドのうずくまるような古風な家並みを驚嘆の思いで初めて目にした時のことを終生忘れることはないでしょう。19…

アーカム探訪記(第5回)

アーカム探訪の最後のテーマである、アーカムとセイラムの比較を始める。そもそもアーカムはラブクラフトが創造した架空の街である。彼自身は詳細な地図を書いている。これをもとに作品を書いていったと思われる。 アーカムのモデルとしたセイラムの実際の町…

アーカム探訪記(第6回)

セイラムの町の様子をレポートする。 ●魔女博物館 11/27、魔女博物館(Salem Witch Museum)を訪れた。魔女裁判にからむ12のシーンを蝋人形で見せてくれる。 ●魔女の家 セイラム市のエセックス街にある、Witch House、魔女の家である。ここに魔女が住んでい…

西洋野菜”アグロノーム”

今年も新鮮な季節の野菜を届けて下さり、ありがとうございます。 これは野菜セット(¥2,500)。野菜ごとのレシピ例や料理のヒントがついているのが優しいです。

プロビデンス探訪記(第1回)

プロビデンスを訪れてみたい、その気持ちが芽生えたのはいつの頃だったろう。プロビデンスは、20世紀を代表するアメリカの幻想小説作家であるラヴクラフトの故郷であり、彼は生涯の大半をその街で過ごした町である。彼の小説の内容はさておき、彼の小説の舞…

プロビデンス探訪記(第2回)

ホテルにチェックインしたのは午後10時過ぎだった。早速、ホテルのフロントで観光マップを入手。一読したが、ラヴクラフトの名前やちなんだ場所も一切かかれていない。ウォーター・ファイヤーという催しがあるらしく、川の上にたくさん炎が並んでいる写真つ…

プロビデンス探訪記(第3回)

空腹を覚えていた私は、仕方なくReflection Caféという店に入って、ありきたりのサンドイッチとアイスコーヒーを注文してテーブルに座った。談笑する学生の一団、片隅で新聞を読む初老の男、冗談を言い合う店員たち、それはあまりに日常すぎる光景だった。さ…

プロビデンス探訪記(第4回)

翌朝は晴天。まずは、ミスカトニック大学のモデルともなったブラウン大学へ向かう。ミスカトニック大学は、古代遺跡、文献調査で有名で、その付属図書館(後述するジョン・ヘイ図書館)には魔道書「ネクロノミコン」の原書を含む、人類の英知を超える資料を…

プロビデンス探訪記(第5回)

ジョン・ヘイ図書館は、ラヴクラフトの蔵書では世界一と言われている。今回、日本で出版されているラヴクラフト全集を持参して、そこに進呈するつもりだった。しかし、残念ながら休館日だった。土曜日だからか、ブラウン大学の卒業式だったからかは不明であ…

プロビデンス探訪記(第6回)

・・・その距離は一日ごとに延長して丘のふもとへ向けて足を伸ばしこの旧都のより古い、より異様な部分へと踏み入っていった。もっとも裏手の壁と破風屋根の特徴のあるジェンクス街から影の多いベネフィット街へ降りる急坂までくるとさすがに彼は躊躇して足…

プロビデンス探訪記(第7回)

ベネフィット144。とうとう、忌まわしいこの家の前に立つ日が来た。とは言っても、ホイットマン夫人宅とは通りを挟んで斜め向かいの御近所同士である。ベネフィット通りを斜めに横切れば徒歩で10秒の距離である。 ・・・家は、なおも現存しており、好奇の…

プロビデンス探訪記(第8回)

ファースト・バプテスト・チャーチの入り口を抜けるとトーマス街である。ここはカレッジ・ヒルズに向かう緩やかな上り坂になっている。その中腹にこの奇妙なデザインのアパートがある。 ここは、「クトゥルフの呼び声」で登場する青年芸術家のウィルコックス…

プロビデンス探訪記(第9回)

●Thomas街 トーマス街は、ラヴクラフトが好んで夜散歩をしたところ。トーマス街はカレッジ・ヒルズではウォーターマン街と名前を変える。ふと立ち寄ったウォーターマン街のアンティークショップでトーマス街の古い絵葉書を購入した。ラヴクラフトが夜な夜な…

プロビデンス探訪記(第10回)

●チャールズ・ウォードの帰還 まずはチャールズ・ウォードが少年時代にプロビデンスを散歩したときの光景から。 ・・・曲がりくねった道を、サウス・メインからサウス・ウォーターへたどり、沿岸航路の汽船と測量船が横付けになる埠頭を歩き回ってからふたた…