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サル・パラダイスよ!誰もいないときは、窓から入れ。 レミ・ボンクール

SFL列

3つのパターンからなる列を考えます。特に身の回りで特に普段目にしているものから3つの例を挙げてみます。それぞれを、GCP列、SFL列、ZOT列と名付けます。



それぞれどんな特徴があるでしょうか。まずは各パターンの登場する数の分布を求めてみます。

  

なんとなく登場するパターンの数のバランスはとれているようですが、サンプル数が少ないのでなんとも言えません。

パターンの連続性について分析してみます。列の中で同じパターンが2回、3回と連続するケースの数を数えてみます。
 

  

ここで差が少し見えてきました。GCP列、SFL列はZOT列に比べて連続する数が少ないです。これを発生する確率として計算すると次の表のようになります。

  

一番下にもしもパターンの出現が完全にランダムだった場合の確率を加えています。こうしてみるとZOT列は完全ランダムの場合に近い一方で、GCP列、SFL列はそれよりもはるかに連続する割合が少ないことが分かります。

GCP列、SFl列は隣のパターンを意識してあえて並ばないようにする傾向があると言えます。

さて、これらの列の正体は一体何でしょうか。それは以下です。GCP列、SFl列がなぜパターンが並ぶことを避けようとしているか考えてみてください。

GCP

 サザエさんのじゃんけんの時系列パターン(2021年新年より25回分)
 (G:グー、C:チョキ、P:パー)


■SFL列

 筆者の通勤経路にあるコンビニのチェーンの列(横浜市の幹線道路6km内)
 (S:セブンイレブン、F:ファミリーマート、L:ローソン)

■ZOT列

 円周率(π)を3進法表記したときの小数点以下25桁(恐らく完全ランダム)
 (Z:0、O:1、T:2)