★Beat Angels

サル・パラダイスよ!誰もいないときは、窓から入れ。 レミ・ボンクール

神田川数列(その1)

かぐや姫の名曲「神田川

 ~窓の下には神田川~♪、3畳一間の小さな下宿~♪

あと数年もすれば、この曲が発表されてから半世紀になろうとしている。はたして3畳一間というアパートはまだ存在するのだろうか。若い二人は狭い部屋から始めても構わない。焦らずゆっくりと2倍、3倍、つまり6畳、9畳と増やしていけばいいのである。

畳3枚を使って3畳一間を敷き詰める方法を考えると、

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次の3通りしかない。

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回転すると同じになるものもここでは別と考える。次は通常4畳半ではあるが、この「半」が中途半端なので2倍の6畳を考える。

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畳の敷き詰め方についてであるがまずは先述の3畳が二つ並んだものと考えると、

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なり、それぞれが3畳の場合で示したように3通りがあるので、3x3の9通りである。そうでない場合については次の2通りが存在する。

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以上より、6畳の場合については合計で11通り存在する。次に9畳の場合を数え上げ始めたがどうも40通りを超えそうである。それ以上にきちんと数え上げられているか心配になる。ということで一般化を試みる。

問題を3n畳の場合で考える。


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3n畳の場合の畳の敷き詰め方の数列(神田川数列)を、

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としたときの一般式を求める、という問題である。