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サル・パラダイスよ!誰もいないときは、窓から入れ。 レミ・ボンクール

知恵袋チャレンジ

昨年の夏休みはまとまった休暇がとれた上にこれといってすることもなかったので、かねてからやってみたいと思っていたチャレンジを断行した。それはYahoo知恵袋である。

chiebukuro.yahoo.co.jp


チャレンジとはこれにひたすら回答しまくる、というものである。

朝から晩まで時間が許す限り、並んだ質問に対して片っ端から回答をし続ける。主なジャンルは「教養と学問、サイエンス」。数学・物理・工学はそれなりの回答のボリュームが必要となるが回答者は限られている。一般教養とか英語などは即座に答えられるものが多い一方で回答者の競争率は高い。

数学の分野は中学から大学まで区分があり、中学では2次関数とか図形の問題が多い。高校、大学と進むに従ってテキストで回答するのがだんだん難しくなってくる。大学の複素解析などでは積分記号の扱いに苦心した。

いくつも回答するに従って多くの人がつまづきやすいところがなんとなく見えてくる。たとえば中学の数学ならば、ある2次方程式の二つの解がある値よりも大きくなる条件を求めるというのがもっとも頻発した問題である。この種の問題だけで30個ほど回答した。

一週間ほどこれに没頭した結果、回答者ランキングで2位まで上り詰めることができた。私の回答数は310個となっているがこれは過去1週間の回答数である。一日平均で45個ほどである。

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その時の1位の方の回答数は約500.まだ200個近い開きがあった。これはどうしても追い抜くことはできないことを実感してチャレンジは終了した。500個といえば、一日平均70個。真面目に回答するならば寝食を忘れないと達成できないレベルである。本日のランキングをみたら、1,000を超える人がいて驚いた。

 

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回答数だけを競うならば、いい加減な回答とか、誰かの回答のコピペなどで数だけを稼ぐことは可能に思えるが、回答の内容をある程度吟味して不正を摘出するプログラムが織り込まれている。さらに上位に食い込むにはベストアンサー率という質問者からの評価も反映される。私の場合は、ベストアンサー率50%をキープすることができた。

ランキングは最近の1週間分で行われるのでチャレンジをやめた一週間後、私の名前は完全に消え失せた。かなりの苦行なのでもう2度とやりたくないと思うものの、一瞬でもいいから1位を獲得してみたいという野望はまだ完全には消えていない。