福島市内を歩いていると駅前と町中の広場にキャンドルの列がありました。
今日は3月11日。6年目の今夜は、犠牲者の方の追悼と復興祈願のキャンドルナイトです。
思い思いのメッセージが色鮮やかに描かれています。
そして、
強い絆の中できっと福島にも春は必ず訪れます。
神奈川県内のとある小さな駅の北口に駐輪場の大きな建物がある。その建物の周囲には30センチ幅程度の小さな花壇が設けられている。いつもならば通り過ぎるだけだったが、今朝はちょっと目を奪われて立ち止まった。きっと春のいたずらかもしれない。
日当たりのわるいところに健気に雑草が生えていてよく見ると小さな白い花も咲いている。こんなところにも小さな春はちゃんと近づいているのだ。看板があって何かを「捨てるな」と書かれている。きっとゴミとか、吸い殻の類だろう。マナーの悪い人はどこにでもいるのだ。近づいてみてみよう。
違うようだ。なにやら難しそうな漢字が書かれている・・・
鉢植残土!?
▮1944年(昭和19年)
戦時中。まだ昔の宿場町の印象を残した田舎町といった風情である。
▮1956年(昭和31年)
時代は高度成長期を向かえようとしている。駅周辺には少しずつ民家が並び始めている。が、まだ川(柏尾川)の向こう側には水田が広がっている。
▮1966年(昭和41年)
東口、西口ともに普通の民家が多くなった。戸塚は江戸時代は東海道の宿場町であり、近代においても東京、横浜のベッドタウンとして発展してきた。
▮1977年(昭和52年)
70年代を迎えると西口側では大きな建物が目立ち始める。駅周辺に商業施設ができ始め、住宅地はさらに郊外に広がり始める。写真左下にみえている広場のような場所がそれらをつなぐバスセンターである。
▮1988年(平成元年)
1982年頃、東口(写真では右側)が再開発に着手。1990年頃に完了した。いくつかのビルと2階の駅前広場が出来上がった。西口側はまだまだ雑然としている。
▮2015年(現代)
遅れていた西口の再開発が2010年に完了(着工は2007年)。巨大な駅ビル(トツカーナ)が完成し、駅周辺はさらに整然として現在に至っている。
●写真協力:国土地理院
ハカセ大賞なる選考会を開催する。博士ではなくハカセ。これがどういう大賞なのかを明快に説明することは難しい。というかはっきり言って考えがまとまっていない。まずは選考条件を列挙するのでそれからイメージとして推測されたい。
ハカセ大賞の選考条件として次の6つを挙げた。
1. 眼鏡をかけている(20点)
ハカセとしてのトレードマークである。
2. 主人公ではない(10点)
ハカセは体育会系のヒーローとは対照的な位置にある。
3. 主人公とは強い友情で結ばれている(10点)
主人公を作り出した、改造したとか、主人公に対して強い権限を持つ立場にあってはいけない。あくまで主人公とは友人、同僚など対等な関係の中で友情と信頼感で結ばれていることが重要である。
4. 実際に博士号を取得している訳ではない(10点)
これは悩ましかったのだが、まず、その道の権威とかであってはいけない。それでいてみんなから尊敬を集めている、という点を重要視したい。せいぜい町内会レベルの小さな世界観の中にあることが望ましい。
5. 明晰な頭脳で主人公をサポート(40点)
素晴らしい着想・発想・発明で窮地に陥った主人公を救う。これが最大の要件であり配点も高めにしてある。
6. 気さくでひょうきんな一面あり(10点)
まじめなだけではだめ。基本的に楽天家であること。優れた知性の半面、愛らしい癖や欠点も持ち合わせている。そして時々、失敗もする。
さて、今回古今東西からノミネートされたハカセ大賞候補者は次の10名。
①天馬博士(鉄腕アトム)
お茶の水博士と紛らわしいがこちらがアトムの製作者。自己中心的な野心家でアトムとも敵対する。
アトムの育ての親。天馬博士とは対照的に優しく人情的な科学者。
③一之谷博士(ウルトラQ)
ウルトラシリーズからノミネート。怪獣・怪現象を科学的な見地からやや無理矢理に解説し物語にリアリティを与えている。口ひげには威厳があり白衣もよく似合う。
④ギルモア博士(サイボーグ009)
悪の秘密結社ブラックゴーストに属してサイボーグ兵士計画を推進。その後良心の呵責から造反して009たちと脱走し、ブラックゴーストに立ち向かう。
⑤則巻千兵衛(Dr. スランプ)
アラレちゃんの産みの親である天才科学者。しかし作り出すものにはどこか詰めの甘さがみられる。
マッドサイエンティスト界からのノミネート。敵役までノミネートするとは数合わせ以外の何物でもないがこの強烈な個性と存在感は捨てがたい。
⑦ブレインズ(サンダーバード)
グローバル枠からのノミネート。国際救助隊のメカはすべて彼の設計・開発によるもの。時折出てくる秘密兵器が国際救助隊の窮地を救う。写真で手にしているのは幻のサンダーバード6号の試作品。
⑧ハカセ(ひょっこりひょうたん島)
日本の人形劇界からノミネート。メガネをかけた緑色の少年がそれ。小学生ではあるが学者並みの知見を有する。ちなみに声の出演は中山千夏。
⑨ハカセ君(おばけのQ太郎)
だぼだぼの学生服が特徴。頭脳明晰な少年科学者。お人好しで学術以外では間が抜けていることが多い。
⑩中島君(サザエさん)
ご存じ国民的アニメからノミネート。これといった取柄はないがカツオ君との友情には定評がある。
さて審査結果である。
見事満点で大賞を受賞したのはひょっこりひょうたん島、そしてオバQの両ハカセであった。ほぼ予想通りである。名前だけで予想できた、ともいえる。
そして次点はサンダーバードのブレインズ。実際に博士号を持っていることだけが減点対象であった。
最下位は予想通り天馬博士と死神博士。これも当然の結果である。
そして残念なのが中島君。ほとんどの項目で条件は満たしたものの、頭脳の部分で大きく点数を落とした。しかしよくよく考えてみればカツオ君はヒーローでも何でもないのだから当たり前ともいえるだろう。彼にとってはノミネート自体が迷惑な話であった。
『ハリー・ポッター』の世界でホグワーツ行の特急の始発の駅はキングス・クロス駅であるが、ホームの番号が少し普通とは違っている。それは「9と3/4番線」である。ホグワーツには魔法使いの養成所がある。そこは素質のあるものだけが行くことを許される。従って普通の人が間違ってもいける場所ではなく、ホームの存在自体が謎に包まれているということである。
キングス・クロス駅は現在でも実在する。そこにはこの「9と3/4番ホーム」のモニュメントが作られていて有名な撮影スポットとなっている。
先日、東海道線の上りの電車に乗っていて、電車はとある駅の4番線に入ってきた。ホームの反対側の3番線との間、ホームのほぼ中央にもう一つ東海道線電車の姿が。これはまさしく「3と1/2番線」である。目的の駅はまだ先だったが思わず途中下車してしまった。
これは実は新型の売店、つまりキオスクである。
窓からぼーっと眺めていると反対側のホームに停車中している電車のようにも見える。ちょうど東海道線フィギュアのボールを売り出していた。一つ400円というなかなかしっかりした値段である。
ボールの中に入っていたのは、大船観音のフィギュアであった。端正な顔立ちに思わず掌を合わせたのであった。