★Beat Angels

サル・パラダイスよ!誰もいないときは、窓から入れ。 レミ・ボンクール

ポセイドン・アドベンチャー

 かなり前にみた夢の話である。

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 町並みはギリシャアテネのようであった。そしてこの巨人の王のモデルはギリシャ神話のポセイドンであると思われる。まるでSF映画を観るような迫真の映像であった。

 夢なのでとりとめもないが、説明文を書きとめておく。 

 港町。丘の上に神殿がそびえたっている。夜で星が美しい。町の中央には丸い広場がある。そこから道が放射状に延びていて石でできた家が並ぶ。丘に向かった階段を上ると、神殿がある。僕は街を歩いたが人はいない。赤く光る石が街灯の代わりに置いてある。人々は全員神殿に集まっている。今日はお祭りでこの国の王があいさつしている。民衆は歓声で応える。王は巨人、下半身は魚。髪は長く逆立っている。民衆のどよめきが怒号に変わった。王が「計画は変更となった。我々はここから去ることになった」と発表したからだ。

 王は歩いて(というよりスーッと水平移動して)丘の上に立って空に手を差し伸べた。僕は神殿の陰に隠れてそれをみていた。やがて町の隣にある火山が噴火。そして星空の半分から星が消えていてそれがどんどん広がっていく。民衆は叫びながら神殿から飛び出していった。やがて町から火の手が上がった。怒った民衆が街に火を放ったのだ。僕はどうなることかとおろおろして町を見下ろしていた。船にのって逃げていく一団も見えた。巨人は丘の上から町を見下ろした。そして空を見上げて頭を深々と下げた。その瞬間、地震が・・・('2010.4.10)