2023-03-16から1日間の記事一覧
「さまざまなこと思い出す桜かな」。この凡庸な句は芭蕉によるものです。なんとも力が感じ取れないのは、桜という季題が扱いにくいからなのかもしれません。そこで本歌取り、思いっきりグレードアップしてみました。■万感の波逆巻きて花しぶき
親父のいた介護施設の後片付けをしました。窓から弱い日差しが差し込んでいましたが照らすものも無く部屋の中をうろうろと彷徨っていました。■主なき部屋に冬日の所在なさ
名もない近所の春の景色です。春のパレットです。若葉の緑も決して花に負けていません。貴重な春の彩の一つです。■葉も花も集い乱れて春うらら
仕事で土浦に行ってきました。特急列車に揺られながら柔らかな春の日差しの中、ついうとうと。車窓にはのどかな茨城の春の風景が広がりました。■何と無し足らぬもの無し里の春