★Beat Angels

サル・パラダイスよ!誰もいないときは、窓から入れ。 レミ・ボンクール

ロゼッタ・ストーン(The Rosetta Stone)

もう20年近く前のことになる。スイスのジュネーブに仕事で出張したのだがその帰路、ロンドンのヒースロー空港で乗り継ぎをした。そこに大英博物館のショップがあってそこで購入したのがこのマグカップである。

 

 f:id:taamori1229:20180330071034j:plain

ロゼッタ・ストーン。これがなかなか気に入ってずっと愛用しているのだが、このカップの内側に書かれた図形がずっと気になっていた。

 f:id:taamori1229:20180330071142j:plain

今回、ロンドンに用事があって出かけたときに大英博物館を訪れたのだがそこでロゼッタ・ストーンの実物を初めて見ることができた。

 

 f:id:taamori1229:20180330072128j:plain

ロゼッタストーン古代エジプトの入り口にあって想像以上の大きさだった。ガラス張りのショーケースの中に設置されていて周りを大勢の観客が取り囲んでいる。

 

 f:id:taamori1229:20180330072309j:plain

やっとのことで石の前に立ち、目を皿のようにして文字を眺めた。

 

 f:id:taamori1229:20180330072808j:plain

すると、見覚えのある図形を発見した。

 

 f:id:taamori1229:20180330073032j:plain

まさしくカップの内側に印刷されていたものと同じである。ご丁寧にもこの部分の解読の方法がパネルで掲示されていた。

 

 f:id:taamori1229:20180330073316j:plain

プトレマイオス王(King Ptolemais)(愛称:プトレミー(Ptolemy))、であった。アラビア語と同じく右から左に読むらしい。館内の別な場所にはロゼッタ・ストーンのレプリカが無造作に置かれていた。

 

 f:id:taamori1229:20180330073609j:plain

大英博物館ロゼッタ・ストーンは例外として大抵の展示物は観客の手に届くところにそのまま展示されていて「Please do not touch」という看板がもれなくついている。しかし、このレプリカだけは例外で「Please touch」となっていた。プトレミーのところを指でなぞってみたのは言うまでもない。(余談だがサンフランシスコの美術館でツタンカーメン王の展覧会に行ったのだが受付の女性が「タットか?」と幾度も聞いてきて何を言っているのかさっぱり分からず困ったことがある。調べてみたら「タット(Tut)」はツタンカーメン王(King Tutankhamen)の愛称であった。トットちゃんみたいなものである。)

大英博物館の展示はこの古代エジプトから始まって地域はメソポタミアギリシャペルシャ、ローマ、アフリカ、中国、アジアと広範にわたり、展示物は膨大で全部見て回るのには丸一日でも足りない。

そして入館料はなんと無料である。ただ入口には手荷物検査場があり、スーツケースなど大きな荷物をもったままでは中に入れないので注意が必要である。