JR福島駅前のショップでこんな麦焼酎を見つけた。
題して『ケムール人の挑戦』。
店頭には解説のポスターが貼り出されていた。
一読したがさっぱり理解できない。全国規模で麦焼酎業界に何か異変でも起きているのかと思ったが、実はこちらは麦焼酎だけではなくシリーズものであった。
ダダの梅酒・・・キングジョーの柚子酒・・・ジャミラの白ワイン・・・メフィラス星人の赤ワイン・・・
ウルトラシリーズの向こうを張っているのか。ウルトラシリーズの生みの親、そして特撮の神様と言われた円谷英二は確かに福島県出身ではあるが、ちょっと遊びがすぎて境界線を越えてしまった印象である。確信をもった仕事とは思えない。不安は人を饒舌にさせるものなのである。
梅雨時のはっきりしない天候に追い討ちをかけるような複雑な酒の愁いに沈んでいたある日、一本の芋焼酎が手元に届けられた。
一服の清涼剤のような気分を味わった。透明感あるオーシャンブルーとひまわりの黄色のコントラストがすばらしい。本格的な夏の到来が待ち遠しい今日この頃である。