1977-09-20 冷たい夜 詩集 夜の帳が静かに降りると街は暗いドームに覆われる夏の日差しの裏側は冷たく凍えるような世界夕暮れの虫の音もピタリとやんだ 夜の暗闇の中街は静かに沈んでいくその一番底にある僕の家には絶えず冷気が吹き込んでくるどこまでも冷えていくがいい『福島青春焦燥詩集('75~'80)』