大島渚監督の映画『愛と希望の街』。今から約50年前の作品である。
工場の屋根は昔ながらの3角形をしている。平屋建てで採光性に優れた当時の工場の主流の構造であった。高度成長期の象徴ともいえるアイコンである。
このモデルとなった工場は映画の中では川崎工場と書かれているが、実際は今も横浜にあるとある会社の工場である。
3角形屋根の工場はすでに取り壊されて近代的なビルに変わっている。
だが、こちらの工場も間もなく閉鎖されると聞いた。残念である。近くには川が流れ、雨季ともなれば時折氾濫して大きな被害が出たらしい。
記念に思い出写真風のコラージュを。