★Beat Angels

サル・パラダイスよ!誰もいないときは、窓から入れ。 レミ・ボンクール

若者文化考

最近の若者は全然なっていません。世界各国、各界の著名人たちもこぞって批判しています。いくつか紹介しましょう。

このままじゃこの世はだめだ。子供たちは全然素直じゃない。言葉は乱れているし、風俗もたるんでる。もう人類は破滅した方がいい。もう子供たちが生まれない日がくればこの世から不快なものは消え去るだろう。

最近の若者は年長者を敬わない。両親にも反抗する。法律も守らず、暴れまくっている。道徳心など忘れきっている。このままだと世界はどうなってしまうんだろうか。

最近の若者は非常に言葉が乱れていて嘆かわしい。何から何まで省略すればいいと思っている。とてもみっともないことだ。

これなんかはいわゆる「キラキラネーム」についてです。

最近は、深く考えたように思わせて自分の才能を誇示するような名前が多い。見慣れない漢字を使おうと無駄な努力をしている。どんなことでも珍しいことをして奇抜なものを求めるのは浅はかなことだ。


まさにその通りだと思います。これらは誰が言ったかというと、

古代エジプトの賢者ギザのイプエル(紀元前30世紀)
古代ギリシャの哲学者プラトン(紀元前5世紀)
日本平安時代の清少納言枕草子、10世紀)
:日本鎌倉時代兼好法師徒然草116段、13世紀)


こうしてみると、そうそう悪くはなってはいないような気がしてきますね。

若者たちよ!
これらは自分たちができないことをしてしまう君たちへの羨望の裏返しに過ぎない。それでも言わせてほしい。なぜかって?それは決まってる。人類史上5000年も続く伝統文化だから。