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共同浴場巡礼の旅(飯坂温泉)

福島市飯坂温泉には9つの公営の共同浴場がある。

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これらを一日で一通り廻ってみることにした。表に示すように定休日はうまく振り分けられている。土日はすべて営業しているが、訪れたのが金曜日だったので2つは残念ながら定休日だった。9つ全部廻っても入浴料は総額で1,900円である。

これら9か所の巡礼ルートを下図のとおりに決めた。

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最初に飯坂温泉駅を起点として摺上川を上って第1の目的地である穴原温泉郷の穴原湯を目指す。その後、駅に付近に戻ってきて町内の8つの浴場をめぐる、というものである。

まず、出発地点の飯坂温泉駅で自転車を借りることにした。


普通の自転車は無料で借りられるのだが、飯坂は坂道が多いので電動サイクルの方がいい。料金は4時間で300円である。全行程は約5kmなので、食事他、多少の寄り道を含めても4時間あれば十分である。

ここでは2つの湯を紹介する。

 
◆大門の湯

この湯は、立綱坂という優雅な坂を上り詰めたところにある。

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昔、大鳥城の門があった場所にあるからこの名がついたようである。

 

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この湯は飯坂のはずれの高台に位置していて福島盆地を一望できる。

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◆鯖湖湯(さばこゆ)

飯坂温泉で一番古い湯で、芭蕉奥の細道の旅の途中でこの湯に入ったといわれている。

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天井は高く、内部は建築のヒバの香りに満ちていて心地いい。

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湯舟は当初は日本最古の木造であったが、平成5年にこの御影石の湯舟に改築された。この湯を出るとちょうど目の前に懐かしい佇まいのカキ氷屋がある。手動式である。

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迷うことなくイチゴ(ミルクなし)を注文。おやじさんはシャリシャリと気を付けないと聞き取れないほどの音で大きな氷を少しずつ削り取っていく。

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この氷の柔らかさ、滑らかさは職人の手によるもの。価格もリーズナブル、150円であった。