2018年7月31日の夜、火星が地球に大接近した。夜8時頃から東の夜空に赤く明るい星が顔を出し、ゆっくりと天蓋を駆け抜けた。全国的に天気も良かったこともあり、観察した人は多かったに違いない。また、子供達にとっては夏休みの自由研究の宿題には格好のテーマであったことだろう。
火星のMARS(マーズ)で思い出したが、先日スーパーの食品売り場を歩いていて、懐かしい名前のカレーに遭遇した。
レトルト食品売り場にひっそりと並んでいた。もともとは、箱入りのカレールーとして売られていたがそちらは見当たらなった。
パッケージには洋食のイメージを植え付けるためにこのように欧米の子供の写真が印刷されていた。当時はカレーは日本で発売されたばかりだったが、手軽に作れることと「洋食」という言葉の醸し出す高級感も手伝って急速に日本中の食卓に普及し、日本の食文化に確固たる地位を気づいた。
左上のコックのキャラは確かオリエンタル坊や、であった。現在ではレトルトカレーとしてだけ販売されている。この製品の印象は、このテレビ番組である。
オリエンタルマースカレーで始まったが途中からグリコのワンタッチカレーに引き継がれた。司会は、兄弟漫才コンビの夢路いとしさん・故喜味こいしさん。夢路いとしさんはすでに故人である。
さて、マースカレーのマースとはいったい何か?
今回、長年の疑問が氷解した。箱の後ろに解説が書かれていたのである。
火星と同じ「MARS」だが、ここでは「Mango Apple Raisin Spice」とのことだそうです。うーん。きっとすぐに忘れてしまうことでしょう。