★Beat Angels

サル・パラダイスよ!誰もいないときは、窓から入れ。 レミ・ボンクール

高湯温泉郷

週末を利用して福島市の高湯温泉を訪れた。

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駅から磐梯吾妻山系に向かって路線バスは険しい山道をゆっくりと登っていく。30分ほどで高湯温泉郷に到着。あたりには硫黄の匂いが立ち込める。湯は乳濁質。源泉に近づくと生命の危険あり、という立て札あり。

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創業400年の老舗旅館。現在は17代目だとか。

 

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裏手には立派な薬師堂。

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そして昔懐かしい囲炉裏が迎えてくれる。炭火が優しく温かい。

 

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さてこの由緒正しい旅館に集まってきたのは10名の男たち。到着してすぐに浴衣に着替え、始めたのは部屋での酒盛り。まるで手品のように登場する酒瓶とつまみ。夕食はもちろん正規の酒盛り。終わって部屋に帰るとまた部屋で酒盛り。限界がきて眠くなったものから倒れて布団に入っていくというデス・マッチが深夜まで繰り広げられた。

天罰が下ったのであろう翌朝、外は大雪。

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そして朝から始めたのはやはり部屋で酒盛り。そして露天風呂での雪見酒。さすが会津小原庄助さんの末裔たちだけのことはある。

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やがて男たちは別れを惜しみながら解散。再会を期してそれぞれのいつもの生活に戻っていった。雪の山道を下って福島市内まで戻ってくると、昨日のことがまるで嘘のように穏やかでさわやかな秋が待っていた。

 

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