1985-11-24 晩秋の水郷にて ★東京逍遥純情詩集 水の優しさよ私の心から棘を抜いておくれ午後の風にゆれてさざ波のような後悔・・・ 水の清しさよ春には桜の花を浮かべ初夏には菖蒲を開かせ晩い秋の今は私の別離を映しておくれ 水のぬくもりよいつか私も家族を電車に乗って訪れる午後を心のやすまる日々をおくれ晩い秋の今は少し哀しい旅人のふりをしてすぐに立ち去るだけだけれど <水元公園・葛飾区> 『東京逍遥純情詩集('80~'85)』より