1986-04-06 精霊 ★東京逍遥純情詩集 恋人よ・・・あなたが去った今も花は春になると咲きます繰り返し、繰り返しあなたが花の精霊であったと私に告げているようです恋人よ・・・川岸を歩いた思い出の上に暗い明日を語った季節の上に花はもう散っていますあなたのすべてを埋めるように花は降りしきっています恋人よ、幸せですか下町の川の眺めに似合うような懐かしい暮らしをしていますか恋人よ、遠き日の我が精霊よ <隅田公園・浅草> 『東京逍遥純情詩集('80~'85)』より