週末を利用して福島市の高湯温泉を訪れた。 駅から磐梯吾妻山系に向かって路線バスは険しい山道をゆっくりと登っていく。30分ほどで高湯温泉郷に到着。あたりには硫黄の匂いが立ち込める。湯は乳濁質。源泉に近づくと生命の危険あり、という立て札あり。 …
その重い扉を開けると薄暗くほこりっぽい館内には果てしなくもなく書架の森が広がっていた。 ▮第1の森 左右には高い木が立ち並び小径はやがて狭まって途切れがちな抜け道となっている。それは複雑に入り組んだ草深い道で、草々が両側から触手を伸ばし閉じ込…
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