これは15~16世紀を代表するイタリアの知の巨人のノートの片隅に遺されていた落書きのような絵である。
一見して何らかの装置とか機械のように見える。しかし説明が記されていなかったのでこれが一体何を意味するか、何を目的としたものなのか長年の謎とされてきた。
この図を詳細に分析してみた結果、これはある与えられた角度を3等分するための装置であることが判明した。古代ギリシャの時代から幾何学の難問中の難問とされてきた問題に関係している。
今年は彼の没後からちょうど500年目にあたる。これも何かの縁であろう。次回はこの装置の原理を紹介する。