イーサン・ハントによる捕虜奪還作戦の続きである。
イーサン機をA、他2機の支援機をB、Cとしてそれぞれの燃料がどれだけあるかの推移を下図に示す。
2つの給油ポイントをもうけることがポイントである。
第1給油ポイントは敵地への1/4にあたる場所である。ここでC機は燃料の1/4をA機(イーサン機)、1/4をB機に給油した後、基地に引き返す。
第2給ポイントは敵地へ向かう中間地点である。ここでB機はA機に燃料の1/4を給油し後に基地に引き返す。A機は単独で敵地に向かう。これによりA機は敵地到着時において帰路の半分の燃料を確保できていることになる。
帰路においてもちょうど逆のやり方で給油を行う。B、C機は基地に戻って再度燃料を補充して再度A機の支援に向かうのでA機の他に2機あれば十分である。
時系列で見ると下図のようになる。基地から敵地までの飛行時間を12時間としている。
午前0時にA、B、Cの3機は同時に出発する。
第1給油ポイントは午前3時、ここでC機は引き返し、午前6時に基地に戻ってくる。これと同時期に第2給油ポイントでB機は給油後、基地に引き返す。
正午に、A機は敵地、B機は基地にほぼ同時に到着する。
帰路についてもほぼ逆の流れとなる。B機、C機は帰路の給油ポイントに向けて時間をずらして出発する。
以上の作戦により午前0時、3機は敵地の捕虜を無事確保して同時に基地に戻ってくるのである。