1985-03-11 愛のせせらぎ ★東京逍遥純情詩集 そのせせらぎの音には心をくすぐるような甘いささやきがありましたずーっと前の春先のように乾いた心のひだを美しい水が流れていく音は愛がなければ生きていく甲斐がないとささやいているようでしたいつの頃だったかどんな苦しみや不幸にも耐えられそうな時期がありました若いというだけでなくたった一つの愛が信じられて街の中の清らかなせせらぎの音にずーっと前の春先が帰る予感 <小松川境川親水公園>『東京逍遥純情詩集('80~'85)』より