カラフルな色の雨の街を
一人で歩いていたら
いつの間にか君と二人で
話したあの店に
いきたくなってね
コーヒーの香りとタバコの煙で
思い出すあの頃のことを
目の前に君が座ってる気がして
顔を上げたら
ガラス窓の雨のしずくの向こうに
映る自分の顔がみてる
ため息ばかりついては
タバコに火をつけていく
空のコーヒーカップは一つ
もうそろそろ雨も上がるさ
ビルの谷間から流れる
ざわめきの中を歩いていたら
すれ違う人の波の中に
君の声を聴いたようだけど
振り返ることもせず
ただネオンの中を
夢中で通り抜けてた
少しでも思い出すと
やり場のない気持ちが
胸をふさいでくるみたい
ため息ばかりついては
タバコに火をつけていく
空のコーヒーカップは一つ
もうそろそろ雨も上がるさ