1975年に発売されたラジオの名品、スカイセンサー5900。中学時代に買ってもらいました。
実家に眠っていたものを最近掘り出しました。高校生の頃に音が出なくなったのでずっと壊れたものだと思っていましたが、電池用の端子が錆び付いていることに気が付いたので、やすりで磨いてみたところ無事復活。
残念ながら使えるバンドはAMとFMだけ。肝心の中波はだめなようです。この飛行機のコックピットを思わせる重装備の操作パネルのほとんどは中波用です。AMとFMだけだと右上のチューニングのダイヤルしか使わないのでちょっと残念。
今回、35年ぶりに音を出したわけですが沈黙を破って最初に流れた曲はキャリーぱみゅぱみゅでした。ふと、吉田拓郎の「古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう」のフレーズを思い出しました。
特に懐かしいと感じたのが、左上のオレンジ色のボタン。押してみると、
深夜、暗闇でダイヤルを回す時のための明かりです。まだLED、液晶などが存在しない時代の製品なので、このように白熱ライトを使っています。家族が寝静まった中、優しく温かい明かりに導かれてダイヤルを必死で回していた頃を思い出しました。当時好きだった番組は、ゼロの世界、青春ど真ん中、日立ミュージックインハイフォニック、あおい君とさとう君、たむたむたいむ、そしてコッキーポップ。。。
ちなみにたむたむたいむのパーソナリティ(古!)のかぜ耕士さんはいまだに御健在、Webスタイルのたむたむたいむを放送中。今、72歳の年男さんです。