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サル・パラダイスよ!誰もいないときは、窓から入れ。 レミ・ボンクール

川崎のぼる~汗と涙と笑いと~展

 三鷹市美術ギャラリーに行ってきた。このギャラリーはJR三鷹駅南口すぐのビルの最上階にあり至近。こじんまりとしたギャラリーで入場料も600円とお手頃。

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 川崎のぼるは『巨人の星』執筆当時の'67頃、三鷹に住んでいたとのことである。『巨人の星』については、4つの名シーンの原画が飾られている。

 ①長嶋重雄の巨人入団式

 ②血と汗と涙の甲子園大会決勝

 ③美奈の死の絶望の底からの再起

 ④大リーグボール3号での完全試合~エンディング

 私に選べと言われたらこの同じくこの4つは選んだであろう。しかし、『巨人の星』の最大の見せ場はこれらではない。

 ⓪中日へのトレード話と飛雄馬との友情のはざまで思い悩む伴が星明子と街角で遭遇、明子は喫茶店で伴を厳しく叱咤し、結果的に中日へのトレードを決意させる

 である(この回には飛雄馬は登場せず伴と明子だけ)。

 さて、ギャラリーには、2つの撮影コーナーがあった。

 ①一徹になり替わりちゃぶ台を返す

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 ②一徹に怒られてみる

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 『巨人の星』連載当時、少年マガジンには「星一徹人生相談」というコーナーがあって、相談した読者たちが一徹に「馬鹿もの!」と叱られていた。相談の一つに海外に派遣される人が英語を習うべきかを一徹に相談し、「馬鹿もの!日本人には英語などは不要なのじゃ!」と一蹴されていたのを不意に思い出したのであった。