以前に紹介しただまし絵パズル。絵の一部をスライドしただけで14人から15人に増えるというものだが、スライドの前後で女性たちが全員無残にも切断されまた結合されて蘇生するという、死体蘇生者ハーバード・ウェストもびっくりの所業である。ここでこの所業をスライドの前後で総体重は保存されるという質量保存の法則から分析してみる。
こうしてみると、ポジション"m"にスライド前には存在しない女性(体重34kg)が登場するのだがこの34kgがどこから現れるかを見てみると、この女性以外の14名はもれなく少しずつ体重が減っていることがわかる(-1~-6kg)。これらの減少分が少しずつ供与されて一人の女性の出現に力を貸していることがわかる。14名とすることで一人当たりの体重減少を平均-7%程度に抑えていることで巧妙にわかりにくくしてある。
さてこれをミステリーに応用するとすると、実際には15人を殺害しこれを後→前のように切断、再生するとひとつ死体を消すことができることになるがどうだろうか。