★Beat Angels

君がすべきことはただ一つ、ニューヨークへ行くことだ -ジャック・ケルアック

『酒とつまみ』

 『ふりむくな、うしろに酒はない』というキャッチフレーズがイカした、酒場と酒とつまみだけが話題の雑誌。4年前に創刊した季刊誌である。約80ページで定価400円。

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 今回で特集『山手線一周ガード下酩酊マラソン』が最終回を迎えた。他にはガロ系の下品な漫画家東陽片岡による下品極まりないインタビュー記事『酔客万来』、つまみ塾の特集は『縄文人のつまみ』など、酒を飲みながら読むと幸せになるような記事ばかり。特に東陽片岡によると最近の日本のスナックで弱体化しているのは、面倒見がよく包容力のある「あき竹城力」との指摘。決してそれが恋しいわけではないが首肯できる。

 さてこの雑誌はどこにでも売っているわけではない。予約して注文するというのもちょっと憚られる。大きな店だから置いてある、というほど単純でもない。物わかりのいい店主のいる中規模以上の書店が毎季、2冊ほど仕入れて店頭で見つけた客が思い出したように買っていくというのが正しいあり方だと思う。