1981-12-26 草だんご ★東京逍遥純情詩集 ほんとうは君に草だんごが今でも似合うはずだおみくじをひいてみたり少し華やいで手相を見てもらい娘のようにはにかんでごらん コンクリートの中の毎日の生活の庭にたくさんのものを埋めてしまったあの頃の優しさと微笑みとそしてなによりも稚気・・・ もう一度あの頃のように肩をぶつけて歩きながら口いっぱいに草だんごを頬張ろう多分それだけでぼくらは幸せを頬張れる <柴又:葛飾区> 『東京逍遥純情詩集('80~'85)』より