1984-03-08 夢の橋 ★東京逍遥純情詩集 歴史が夢を見ていた頃はあなたは生まれていなかった歴史が悲哀をうたったころもあなたは生まれていなかったそれなのになぜあなたはこの橋が好きなのか 橋自身の思い出も幸せだった時代にも深い緑を染める木とも何一つ関わりがないのにあなたはこの橋がすきなのか そしてあなたは微笑んでいう何もしらなくてもこの橋はとても可愛いからまるで夢の橋だから、と <二重橋・千代田区> 『東京逍遥純情詩集('80~'85)』より