今回は、駄菓子と純良菓子の見分け方について教えましょう。複雑化する一方の現代社会においては、駄菓子の顔を装いながらその仮面の下は純良菓子、という悪質な菓子が横行しています。このような子供だましは見逃すことはできません。その典型的な例として「すこんぶ」と「都こんぶ」の違いを比較することにより説明します。
都こんぶ | すこんぶ | |
メーカー | 中野物産 | 近畿食品 |
所在地 | 大阪堺市 | 奈良広陵町 |
値段 | 100円 | 50円 |
キャッチフレーズ | 格調高き日本の味 | 昆布の常食は健康の素 ビタミンの補給に |
判定 | 純良菓子 | 駄菓子 |
もうおわかりかと思いますが、判定のポイントは、都こんぶの「格調」に対するすこんぶの「健康・ビタミン」です。駄菓子のキャッチフレーズは、いつでも現実的。子供たちはすくないおこずかいで駄菓子と巧妙に付き合いながら近代資本主義経済の基礎を学び取っていく訳です。その重要なプロセスとして店番のおばさんとの駆け引き、があるわけですがそれは次回とさせていただきます。
《世界の駄玩具:アメリカ編》
アメリカの子供たちの普段の生活をよくしっている訳ではないのですが、ルーシーショーなどを見る限りでは、日本に比べて繊細さに欠けるんでは?とかねがね思っていました。ここで紹介するのは「ライトアップ・ヨーヨー」です。これは、普通のヨーヨーの中に単3電池と電球が入っていてくるくる回すと、遠心力でスイッチが入りハデハデに光りながら回るという代物。やっぱり大味!