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★Beat Angels

君がすべきことはただ一つ、ニューヨークへ行くことだ -ジャック・ケルアック

インターステラー

 久しぶりに映画を見てきた。『インセプション』で知られるクリストファー・ノーラン監督作品。


映画『インターステラー』オフィシャルサイト

 

 最近、バベルのことを連続して記事にしてきたがこの映画もまたこの話題につながった。序盤に主人公のクーパー家の書斎かの本棚から何冊かの本が落下する。娘のマーフィはこれが誰かからのメッセージではないかと考える。

 その本の中の一冊にJ. L. ボルヘスの『Labyrinth』があった。これはボルヘスの選集であるがこの中で意図されているのはまさしく『バベルの図書館』。これは終盤のシーン(序盤の問題の解決)に直結する。この映画を見られる人は事前にこの作品を読まれることをお勧めする。どの位、自分で抱いたイメージに近いかを比べてみるのも一興である。私の場合は「もっと丸いと思っていた」。『バベルの図書館』と映画の関連性については多くは語れないが、キーワードだけを示すならば「無限と周期」である。

 落ちた9冊の本の中には他にキングの『スタンド』、エリオットの『四つの四重奏』、オースティンの『エマ』などがあった。それぞれなんとなく繋がりがある。これらの本は映画の中で紹介されるわけでもない。あざとい演出だと思う。物理学者となったマーフィが黒板一杯に書く物理公式。これもきちんとした論拠のあるものだろう。