球形をしたガスタンクを遠くから眺めて見る。ここからだと球のほぼ全体を見ることができる。 次にタンクに近づいて見上げてみる。ここからだと、全体はまだ球形のままではあるが見えなくなった部分がある。タンクの下側がせり出して見えて後ろ側はみえなくな…
今、話題の生成AIであるChatGPTについては、その可能性についてさまざまな議論が世界的に繰り広げられています。私も折に触れていろいろと試しているのですが、そんな中でふと見つけた意外な一面を御紹介したいと思います。 以下はとある休日の夜、私(以下“…
長さLのゴムがあります。一方は地面に固定されておりそこにアリがいます。ゴムの反対側の端には角砂糖が置かれています。アリは角砂糖を目指して一定の速度v0で歩いていきます。角砂糖の方には意地悪なキリギリスがいてゴムを角砂糖ごと速度vで引っ張って邪…
斜面上を転がる物体の運動は力学の初歩として勉強しました。 ここで斜面Mは地面に固定されて動かない、という前提に立っています。もしも、斜面Mが地面に固定されておらず、自由に摩擦0で動けるとしたらどうなるでしょうか。 この場合、斜面Mと物体mの間に…
もう40年以上昔の話である。当時、学生だったぼくは地方の温泉街にあるホテルで住み込みのアルバイトをした。夏休み期間だけである。昼間は館内の清掃と部屋の片付け、そして夜は9時から午前1時まで最上階のスカイラウンジにあるバーでバーテンダーだった。…
これはある時間が経過したことを計測して知らせてくれる「リンゴちゃん」というタイマー製品です。100円ショップの台所用品コーナーなどいくとこの系統の商品をよく見かけます。 おそらくこのリンゴちゃんはこの台所用タイマーという分野の草分け的な存在…
先日、こんな夢をみました。2連星の爆発シーンは迫真力がありました。
-あれ?あれはいったい何だろう? -なんだか不思議な形してるね。こんなのどかな住宅地に突然出現したという感じ。-あれがひょっとしてキューポラなのかなあ。-キューポラ?-昔、そういうタイトルの映画があったんだよ。 -キューポラっていったい何だ…
まず最初にこんな問題はどうでしょうか。 これは「32」であろうことは容易に想像できます。それでは次の問題はどうでしょうか。 こちらは具体的な図形の問題です。これも数字の並びということでは最初の問題と変わりません。数列が先に進むにつれて作図も数…
森鴎外の小説『雁』の主人公の大学生岡田の散歩のルートは2つありました。それを図解します。 まず最初は上野・湯島天神ルート。背景の航空写真は国土地理院所有の1936年のものです(これが最古)。小説の舞台から50年ほどの時代の差がありますが、これを見…
春の風が若葉を揺らして行きます 丘を駆ける君を包み込むように 君は長い髪をなびかせ 僕の名前呼ぶのです そして夢の中へそして夢の中へそして夢の中へ 春の風が君の周りではしゃぎます スカートのすそひらひら舞い踊るように 君はその瞳をうるませ 僕の肩…
気がつけば私は一人旅の途上であった。今夜のうちに隣町までたどり着く必要がある。そのためには国境の川を渡る必要がある。しかし、川上で大雨が降っていて川かさが増している、鉄砲水も出たそうだと誰かが話しているのを聞いたような気がした。私は田んぼ…
3つのパターンからなる列を考えます。特に身の回りで特に普段目にしているものから3つの例を挙げてみます。それぞれを、GCP列、SFL列、ZOT列と名付けます。それぞれどんな特徴があるでしょうか。まずは各パターンの登場する数の分布を求めてみます。 なん…
おきあがりポロンちゃん。 昭和時代に赤ちゃんだった経験をお持ちの方ならば懐かしいと思うのではないでしょうか。体を傾けるとポロンポロンというチャイムのような優しい音色がしてゆっくりと元の姿勢に戻ります。昔は赤いビニール製の服を着ていました。こ…
「さまざまなこと思い出す桜かな」。この凡庸な句は芭蕉によるものです。なんとも力が感じ取れないのは、桜という季題が扱いにくいからなのかもしれません。そこで本歌取り、思いっきりグレードアップしてみました。■万感の波逆巻きて花しぶき
親父のいた介護施設の後片付けをしました。窓から弱い日差しが差し込んでいましたが照らすものも無く部屋の中をうろうろと彷徨っていました。■主なき部屋に冬日の所在なさ
名もない近所の春の景色です。春のパレットです。若葉の緑も決して花に負けていません。貴重な春の彩の一つです。■葉も花も集い乱れて春うらら
仕事で土浦に行ってきました。特急列車に揺られながら柔らかな春の日差しの中、ついうとうと。車窓にはのどかな茨城の春の風景が広がりました。■何と無し足らぬもの無し里の春
リハビリ施設でたびたび病状が悪化しては病院に緊急搬送される、ということを繰り返していた親父が昨晩亡くなった。施設の担当者から連絡を受けたときは、またいつものことかと高をくくっていたのだが、今回は病院に到着するなり医師から今度は危ないことを…
■はじめに実係数の2次方程式、 が実数解をもつかどうかは、 を調べればよく、これを判別式と呼ぶと習ったと思います。元の方程式は、この判別式Dを用いると、 と書けます。さてここで、Dの代わりにこの式の右辺に現れた項(D/a)を判別式としたらどうなる…
机の引き出しを片付けていたらこんなものが出てきました。プラスチック製でとても軽いです。名前なのか「uni」と印刷されています。 大きさはこの位、手で握るとちょうどいいサイズ。 頭部はこんな感じです。 ここを押しても引いても動く気配はありません。 …
『ゴシック全書』ゴシックという難題を映像という切り口からその全貌を明らかにしようという無謀な試みをまず純粋に評価したいと思います。 さて感想は?ということですが、これを読むというか、眺めていて私の頭の中にはゴシックという洞窟に潜むありとあら…
土浦駅の西口をうろついて酒場を探しました。駅前の繁華街はすぐに途絶え、とたんに広がる薄暗い場末感。ふと見つけた「鳥平(とりひら)」という焼き鳥屋に入りました。明るい店内にカウンター、テーブル席、そして奥には座敷まであって週末の夜なのでほぼ…
-おい、仕事中にパソコンで詩なんか読んでちゃだめだ。 -読んでませんよ。 -なんだその画面は?どうみても詩だろ? -いいえ。仕事です。 -どっかのサイトだろ? -いいえ、Webのブラウザじゃないですし。 -じゃあ、詩のファイルを開けているんだろ。 …
みなとみらい駅のある地下からクイーンズスクエアの地上階へと続く長いエスカレーターに乗られたことのある方ならば、きっとこの黒い石板に刻まれた詩のようなものをご覧になったことがあるはずです。この詩はドイツの詩人フリードリヒ・フォン・シラーの手…
最近の若者は全然なっていません。世界各国、各界の著名人たちもこぞって批判しています。いくつか紹介しましょう。 ①このままじゃこの世はだめだ。子供たちは全然素直じゃない。言葉は乱れているし、風俗もたるんでる。もう人類は破滅した方がいい。もう子…
仕事で常陸多賀を訪れました。首都圏から約2時間、体感で3℃ほど寒い感じです。 改札が一つしかない小さな駅。駅前も閑散としていました。昼食の店を探してこれを見つけました。 なかなか年季が入っていて気に入りました。昭和感、というよりも昭和臭が漂う…